前回書いた通り、我が家には既に他界してしまったけれど戦争経験者の祖父母がいました。
特に祖母は「私は女だから兄弟の中で一人だけ生き残ってしまった。先祖に申し訳ない」と、亡くなるまで言っていました。
昔の人ですから、やはり「お家」のことが常に頭にあたようです。
祖母は既に祖父と結婚していて祖父の姓になっていましたから、自分の実家の姓を継ぐべき兄弟が戦死してしまったために、実家を継ぐ人がいなくなってしまった・・・と。
幼少時代から、私は祖母本人から・それから祖父母の影響を受けてか『戦争』に関して興味の強かった父に色々と話を聞いていたりしたので、同年代の中では【第二次世界大戦】については詳しいほうだったと思います。
そんな我が家にやってきたチェコ人夫。
来日前から『戦艦大和』や『零戦』について知っていました。
父はこういったことについてもかなりの本などを読んでいたため、ダンナに時間を費やして色々と説明してましたね〜。
余談ですが、息子が生まれた時に「ヤマト」って名前も候補にあげていたのですが、ダンナの「戦争の『大和』みたいだからイヤだ」と断固拒否されてしまいました

「大和って、昔の『日本』って意味だよ」といってもダメ


・・・けどスゴイと思いません??
今の日本人だって、『ヤマト』と聞いたら【宇宙船艦ヤマト】だと思ってしまいそうなのに(←古い!?)、遠い欧州の国民は【戦艦大和】を連想するなんて・・・。
日本にきて、ダンナの知った「日本の戦争」。
もちろん広島・長崎への原爆投下はあまりにも有名ですが、大規模な空襲を都市部が受けていたことなどはほとんど知りませんでしたし、沖縄で地上戦があり、多数の民間人が犠牲になったということにも衝撃を受けていました。
数年前に沖縄に旅行に行ったときに「平和祈念公園」にも行きましたが、そのときに見た「平和の礎」に彫られた戦没者の名前の多さにア然。
なぜ現在でも小さな【沖縄】という島に、あれほどの米軍基地が存在するのか・どういった戦況だったのかなどを説明すると 「信じられない」といった面持ちでした。
これは「チェコ」という小国で、戦時中に他国から見放されてナチスドイツの支配下に置かれてしまった自分たちの歴史を重ねていたのかもしれませんね。
あと日本に来て初めて知ったのが【硫黄島の戦い】だそうです。
丁度、クリント・イーストウッド監督の「硫黄島」に関する2本の映画が話題になったころですね。
折りしもTVでは『硫黄島の戦い』に関する特番などがあり、それを熱心に見ていました。
こういうのばかりを見ていると、“日本は被害者” という風にしか見えないでしょう。
なので私も父も、ダンナに「日本は多大な被害を受けたけれど、同じくらい中国や朝鮮半島・東南アジア諸国などでヒドイこともしてきた」という事実もダンナに説明しました。
きっとダンナの知っている「現在の日本」からは想像できないでしょうね

ただ、こういったことに関して私は昔から興味があったためにダンナに説明などもできますが、今の若い人たちは知らないことが多いでしょう。
実際、学生時代には 近代史についての学習がものすごく少なかったように感じました。
戦争なんて、「○年〜○年までありました」程度。
しかも学期末になるので 「一応やり終えました」 という感じで、大して触れられずに終了・みたいな。
終戦記念日近くに、街頭で若い人たちに「8/15は何の日ですか?」と質問しても答えられない人が多いのも問題ですよね。
ワーホリでオーストラリアへ行って思ったのですが、日本の若者は自分の国の歴史や経済・世界情勢などに無関心な人が多すぎるのでは??
大体 歴史や文化などについて 「私、よくわかりませ〜ん


なんて恥ずかしげもなく言ってるのは日本人くらいなものです。
(これは今流行りの“おバカキャラ”にも通じる。おバカはカワイイ、という文化??)
教えない学校や大人が悪いのか・・・。
もちろん、私だって歴史研究家でも経済評論家でもありませんから全て説明ができるわけではありません

ただ、もう
『チェコって、チェコスロバキアだよね?』と聞くのはやめてくださいね〜


もうちょっと日本のことにも、世界のことにも興味を持ちましょう!!!
「ウチの子を国際的に!」と英語教室に熱心に通わせるなら、同じように日本の歴史・文化・経済なども身につけさせて欲しいですね〜。
じゃないと、せっかく英語で世界の人たちとコミュニケーションを取れるようになっても、「何も知らない」と相手にされなくなってしまいますヨ!!!